酒造り
日本海酒造では、日本酒は11月後半から3月前後に掛けて昼夜問わず止まる事無く造られます。寒造り(寒仕込み)と言われるその製法により、自然の低温環境を生かし効果的に発酵を促しながら酒造りを行っています。
- 洗い・蒸す -
求める酒造りに最適な精米歩合まで磨き上げた米は人の手、又は洗米機によって細かな時間(数秒単位)を決めて洗米されたあと、水に浸す浸漬(しんせき)という工程を経て甑(こしき)と言われる窯で蒸されます。蒸しあがった酒米は適度な温度に冷ます必要があるため放冷機で冷まし麹室へ運ばれます。
- 麹造り -
麹室へ運ばれた米は杜氏や蔵人によって麹菌が育ちやすい様、適度な温度と湿度を管理をしながら、二昼夜かけて大切に麹を造ります。
麹造りは酒造りの中で最も大事な作業と言われており、良い麹が出来なければ良い酒が出来ないとまで言われています。
- 発酵・絞り -
タンクに出来上がった酒母・米麹・掛け米・水を入れ、ゆっくりと時間を掛け発酵させていきます。
出来上がった醪を搾り日本酒と酒粕に分けられますが、どのタイミングで搾るかはそれぞれの酒質に合わせて杜氏が決めていきます。